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IGAS 2018レポート(4) 即乾印刷した封筒を「人と協働して、ロボットからロボットへ」

RMGTは、四六全判からA3判縦通しまで幅広いオフセット印刷機のラインアップを揃えています。IGAS 2018には、B1サイズのRMGT 1050V1LX-6、A全判RMGT 920PF-8、B2判インクジェットデジタル印刷機RMGT JP750、そしてA3判縦通しRMGT 340HA-4の4台の印刷機を出品しています。

RMGTはA3判縦通し機を生産販売する唯一の国内メーカーです。A3判ラインアップの中から今回出品したのは、LED-UV封筒印刷システムRMGT 340HA-4+LED-UVです。コンパクトなLED-UV乾燥装置を搭載して、4色封筒を即乾印刷します。給紙部に搭載した専用封筒フィーダーが封筒の安定給紙を援け、排紙部の封筒専用デリバリーによって安全に封筒を取り出せるので、効率的な封筒印刷を実現します。


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多くのお客様に囲まれたRMGT 340HA-4+LED-UV



封筒など事務用印刷を手掛ける印刷会社が数多く見学される中、角2封筒と長3封筒を日替わりで印刷実演しました。角2封筒ではプロセス4色でRMGT印刷機ラインアップを、長3封筒ではマゼンタ色を特色(中間色)に替えて、街灯や夕陽に照らされた欧州の街並みを美しく表現しました。


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特色(中間色)とCYKによる長3封筒(写真上)、プロセス4色印刷の角2封筒(写真下)



印刷オペレーターが封筒を箱詰めするそばで、その箱を絶え間なく運ぶのが、ファナック株式会社製協働ロボットです。協働ロボットとしては世界で初めて35kgもの重量物を運べます。先端に箱を吸着するハンドをつけた今回事例だと、20kgの段ボールを運ぶことが可能です。「いまどき15kg以上の荷物を運ぶワーカーはいない」と見学された印刷会社経営者の声が聞かれました。
通常は安全のためにロボットと人のエリアを柵で区切る必要がありますが、安全対策を施した協働ロボットは人がそばにいても安全に積み替え作業を連続して行えます。


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協働ロボットが人の横で、箱をパレットから自動搬送ロボットへ載せる



2つの箱を載せた日本電産シンポ株式会社製自動搬送ロボットが、印刷機RMGT 10の横を走り抜けます。実際の印刷工場では、無人で次工程に仕掛品を運ぶことが可能になります。


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RMGT 10印刷機の右側を、箱を載せて20m走り抜ける自動搬送ロボット

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