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株式会社東京軽合金製作所
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技術・製品

低圧鋳造法

低圧鋳造法とは、精密な金型に溶かしたアルミニウム合金などを低速、低圧で注入し、鋳物を成形する製法です。

特徴

高品質な鋳物をつくることができるのが最大の特長です。

複雑な形状の中子(なかご)を使用して、中空の鋳物を成形できます。

材料歩留まりが良く、強度が高い。靭性が高く、厚肉の鋳物が可能で、熱処理や溶接もできます。

低速、低圧で鋳造するため、薄肉の鋳物は苦手です。また、鋳造サイクルが長いため生産性が課題となります。
これらの短所を改善したのが「特殊充填鋳造法(T-SIP)」です。

一般的な低圧鋳造法の構造

一般的な低圧鋳造法の構造図

上下金型が閉まった状態で、保持炉内へ0.01〜0.03MPaの低圧でエアを送り込みます。 それにより金型内にアルミ溶湯がゆっくり充填されます。

充填された溶湯の凝固が完了すると上金型が上昇し、製品が押し出されます。


特殊充填鋳造法(T-SIP)

特殊充填鋳造法(T-SIP)とは、2000年に当社が開発した新しい低圧鋳造法です。アルミニウム合金などの注入を コントロールする給湯装置を開発し、保持炉の分離や様々な条件管理により、従来の低圧鋳造法が苦手としていた 薄肉で軽量な鋳物を成形することができるようになりました。また、鋳造時間が短縮され、生産性が向上しました。

※T-SIP<ティー・シップ>:Tokyo Keigoukin-Separate Injection Process

T-SIPの基本構造

T-SIPの基本構造図

T-SIPにより生産された製品の断面(薄肉試作品)

一般的な低圧鋳造法で生産された製品の断面(厚肉)

製品の断面(T-SIP) 製品の断面(一般的な低圧鋳造法)