生野株式会社では、アルミ二次合金地金を製造しています。国内外から調達した原料を検収し、溶解・成分調整を行ったうえで、製品用途に適した二次合金を製造しています。当社で製造された二次合金地金は、リョービグループの国内各社の工場で高品質なダイカスト製品の主要材料として活用されています。
アルミ二次合金とは
アルミ二次合金は、使用済みアルミ製品や製造工程で発生したスクラップを再利用して製造するリサイクル合金です。アルミ二次合金は、アルミをボーキサイトなどの鉱石から精錬する新地金(新塊)と比べると、その製造プロセスでわずか3%のCO2しか排出しません。鉄との比較でも13%程度のCO2排出量で製造できることから、環境負荷の低減にも有効な材料として、さまざまな産業から注目されています。
当社では、多様な原料に対応する溶解・鋳造システムを整備しています。長年培ってきた原料検収・溶解・成分調整の技術やノウハウを活かし、用途に適した二次合金地金を製造しています。当社で製造された二次合金地金は、国内グループ各社の工場で高品質なダイカスト製品に生まれ変わっています。
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「循環型社会の実現へ」
原料
アルミ二次合金の主な原料は、使用済みアルミ製品由来のリサイクル原料や混合リサイクル原料などです。国内原料だけでなく、海外からの輸入原料も活用しています。多様な原料を効率良く配合することで、製品に適した合金を実現するとともに、添加材を削減するなどコスト低減に取り組んでいます。
主な原料

シュレッダー材

ベースメタル

ダライ粉

込みガラ
製造工程
国内・海外から集まるさまざまなアルミスクラップを配合し、適切な温度管理の元で溶解します。ユーザーの規格に合わせた成分調整を行い、溶けたアルミニウム中のガスや微細な介在物を徹底的に除去し、5kgのインゴットに形成します。
主要設備
| アルミ合金生産設備 | 45t 反射炉(保持炉):1基 25t 反射炉(溶解炉):1基 連続鋳造コンベア並びにスタッキング装置:3基 |
|---|---|
| その他付属設備 | アルミニウム屑専用プレス機:1基 |
| 集塵装置 | 煙道・炉前集塵機:1基 |
| 分析装置 | 発光分光分析装置:2台 |
| 自家用水力発電機 | 出力400kVA:1基 |
反射炉
月産1,500tの生産能力があり、鋳物用アルミ合金(AC系)・ダイカスト用アルミ合金(ADC系)を始め、各種合金、Hi-Si合金などの製造が可能です。
45t 反射炉(保持炉)
25t 反射炉(溶解炉)
分析設備
2020年に更新した分析器は、パーセントレベルから微量レベルまで、アルミニウム合金に含まれる27元素を正確かつ迅速に分析できます。一方で、旧型の大気放電タイプの分析器も所有しているため、さまざまな形状の原料を分析でき、検収・配合の品質管理に活用するとともに、社外からの分析依頼にも対応しています。
