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菊全印刷に新風を RMGT 970 誕生

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片面印刷機RMGT 970ST-4
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片面印刷機RMGT 970ST-5
(ニスコーティングユニット搭載)
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片面・両面兼用印刷機
RMGT 970PF-8

菊全判オフセット印刷機 RMGT 970 モデルの特長を約10分の動画にまとめました。

1. 開発の概要

オフセット印刷機は、全世界的に生産性向上やコストパフォーマンスが求められる中、多様な用紙サイズに対応できる機械を導入して、生産能力を高める傾向が続いています。特に、日本でもっとも流通する菊全判用紙(636×939㎜)に対しては、さまざまな菊全印刷機が開発され市場投入されています。 創業7年目を迎えたRMGTは、業界最大規模のdrupa 2020展示会に向けて、前身会社が培ってきた「新しい発想を採り入れた省エネ・コンパクト設計」と「堅牢で長期間稼働し続ける高精度なモノづくりの技術」を合わせて、社をあげて取り組んでまいりました。もっとも大切なことは何か!と追求し、いまの環境社会に適合する新商品として、多様な業界で利用される印刷物に求められる「新時代の新たな菊全印刷機」を開発しました。 昨今、紙や印刷資材の値上がりで印刷コストが上昇する中で、RMGTは菊全紙ジャストサイズの970モデルを投入して、時代の要請に応えていきます。

2. 主な特長

菊全紙ジャストサイズ

最大紙寸法は650×965㎜で、市場でポピュラーな菊全判用紙(636×939㎜)をフルカバーします。菊全紙による両面印刷、K判(650×950㎜)用紙によるパッケージ印刷にも対応可能です。カラーバーやPQS-D見当調整用マークがゆとりをもって配置できる最大640×930㎜の印刷範囲を実現(両面印刷時は630×930㎜)。A4判の8面付け印刷はもちろん、非定型仕上がりサイズの面付印刷まで幅広い用途の印刷に対応します。

優れたコストパフォーマンス

これまでの菊全サイズ機と比較した場合、刷版コストを約20%、消費電力を約34%削減し、コストを大幅に削減します。また、コンパクト設計により設置スペースを約30%削減し、今まで設置スペースの面から諦めていた工場にも菊全機の設置が可能になります(削減率は当社調べ)。

毎時15,000枚のワンパス両面、即乾印刷で短納期対応

片面・両面兼用印刷機には倍胴、倍胴、単胴方式の自動切り換え反転装置を搭載。毎時15,000枚の両面印刷で生産性を高めます。さらにLED-UV乾燥装置を反転装置と排紙部に搭載することで、両面の即乾印刷に対応。後工程への待ち時間を解消し、短納期印刷のご要望にお応えします。

幅広いバリエーションと厚紙印刷対応

片面と片面・両面兼用の2色機から10色機までの幅広いバリエーションをラインアップし、コーティングユニットを装備可能です。さらに高容量の給紙・排紙パイルと新設計のシリンダー径により、厚紙印刷適性を向上させました。

小ロット連続印刷の稼働率を高めるスマートアシストプリンティング
(開発中、オプション)

画面のタッチパネル操作でインキプリセットからブランケット洗浄、版交換、テスト刷り、見当合わせ、濃度調整、本刷りまで全自動かつノンストップで行えるスマートアシストプリンティング機能を新開発。ジョブ交換の頻度が多い小ロット連続印刷の稼働率向上を実現します。

印刷品質管理システムPQS-D(I+C+R)(オプション)

印刷機上のCCDカメラで印刷中の用紙を撮像、用紙を抜き取らずにインラインで印刷物の品質管理を行います。不良紙流出を防止し、品質保証体制を強化するとともに、印刷作業の自動化を支援します。

ベンダーレス版クランプを採用した自動刷版交換装置

刷版交換作業を自動化する半自動刷版交換装置SPC(標準)、全自動刷版交換装置FPC(オプション)、全自動同時刷版交換装置Smart-FPC(オプション)を用意。すべての刷版交換装置には、ベンダーレス版クランプを採用しており、版曲げ作業の段取り時間を解消します。

ユーザーフレンドリーな給紙部・排紙部のタッチパネル操作

印刷開始、カウンター設定、給紙エアープリセット(オプション)、給紙タイミングチェッカ―など給紙部での各種操作、設定/確認作業をタッチパネルで行えます。また、排紙部ではバックガイド/サイドガイドの調整、排紙ファンの風量調整など駆動側のダイヤルを操作側タッチパネルに集約し、排紙部での作業性を向上させました。どちらのパネルにもエラー内容表示などモニタリング機能を充実させ、オペレーターの作業をアシストします。

3. 主な仕様

RMGT970_spec_J.jpg

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