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IGAS 2022レポート(2) RMGT 970PF-8による自動連続運転+環境対応印刷の提案

11月24日(木)、いよいよIGAS 2022が開幕しました。RMGTは東館2ホール、ブースNo.2-2でお客様をお迎えしています。開幕直後から多くのお客様が当社ブースにお越しくださっています。


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多くのお客様でにぎわうRMGTブース

菊全判両面兼用印刷8色印刷機970PF-8では、「自動連続運転+環境対応の印刷」と、「印刷前後工程機器」を連携したスマートファクトリー提案の2つのデモンストレーションを行いました。


今回は、「自動連続運転+環境対応の印刷の提案」についてレポートします。

970モデルは、菊全判用紙の印刷が可能な片面・両面兼用印刷機です。B1サイズ機に比べて刷版コストや、電力コストなどを大きく削減できます。人材難に直面している印刷業界のご要望に対応して、ワンボタン操作で印刷準備から印刷までを自動で行えるスマートアシストシステムプリンティング機能を搭載しています。

今回のIGAS 2022では、A4 表裏16ページの印刷を3台、合計48ページのカタログを自動連続印刷する様子を披露しました。

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3ジョブの自動連続印刷を実演

実演では、MISからワークフローソフトを経由し、印刷指示を受取り、印刷機を自動でプリセット。

印刷開始後、次の仕事の刷版を交換するだけの操作で、3台の仕事を合計約15分で迅速にこなしていく様子をご覧いただきました。多品種少量生産が求められる商業印刷の仕事に対して、高い生産性を得られる、自動運転機能とRMGTモデルの革新性をご紹介しました。


印刷終了と連動して、自動搬送ロボットが排紙パイルを自動で隣のホリゾンブースに搬送し、中綴じ製本を行いました。印刷する用紙には給紙部のインクジェットプリンターで個体認証用のデータマトリクスコードを全数のシートに印刷。印刷品質管理システムPQS-Dで品質検査したデータを、ホリゾン社の製本システムが取得し、製本システムのコードリーダーで読んだ印刷物のデータマトリクスコードと照合することで、欠陥品を自動で製本システムがイジェクトする製本機との連携ワークフローを紹介しました。

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環境面への配慮は、印刷業界においても重要な課題の一つとなっています。970PF-8のデモンストレーションでは、植物由来の材料(バイオマス)から成分を抽出した作られたバイオマスインキと、現像レスプレートを使った環境対応印刷を行いました。環境対応諸資材の性能向上により、環境対応印刷への今後のさらなる拡がりを実感していただくことができました。

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