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IGAS 2022レポート(3) 970PF-8と印刷前後工程機器を連携したスマートファクトリー提案

これからの印刷工場の生産性向上は、個々の生産機器の能力向上からIotやDXの技術を活用した全体最適化、いわゆるスマートファクトリー化をいかに進めるかが鍵となっています。RMGTでは、「工程間連携」、「自動化/省力化」、「保全」をキーワードとしたテクノロジーで、お客様の課題解決にあたっています。

菊全判印刷機970PF-8と印刷前後工程機器を連携した「工程間連携」、「自動化/省力化」に焦点を当てた、実演の内容をレポートします。

RMGT ブースを印刷工場と想定、印刷前後工程のパートナー企業の機器と印刷機を連携させたスマートファクトリー工場のモデルケースをご紹介しました。デモンストレーションでは、紙フォルダーの一連の生産工程を説明。MISから統合ワークフローソフトを経由して印刷機がジョブ情報を受け取った後、紙積み装置で紙積みした用紙を、自動搬送ロボットにより印刷機給紙部へ搬送しました。

紙積み装置から印刷機給紙部へ用紙を搬送する様子

出力した刷版は、刷版自動仕分け装置によってジョブ単位で仕分けし、自動搬送ロボットで印刷機へ搬送しました。印刷機側では、搬送されてきた刷版を「刷版供給システム」(参考出品)により、7色目、8色目ユニットに自動装填しました。

刷版運搬から、刷版自動入れ替えまでの様子

自動運転機能のスマートアシストプリンティングで印刷した刷本は、紙揃え機に搬送、紙揃え後、断裁機で断裁加工しました。また、出展した機器をネットワークで結び、工程間連携を強化した、クラウドベースのシステム「RMGT稼働管理システム」のメリットを紹介しました。印刷工場の生産機器の全てがネットワークでつながり、自動搬送ロボットが縦横無尽に走行する、次世代のRMGTによるスマートファクトリーコンセプトを来場者の皆様にご体験いただきました。

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人の手を介さず、印刷機から紙揃え/断裁機まで刷本を運搬

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