リョービ株式会社は、一般社団法人日本ダイカスト協会より2024年度「浦上賞」と「菅野賞」を受賞しました。日本ダイカスト協会では、ダイカストの発展への功績を称える表彰を毎年行っており、「小野田賞」「浦上賞」「菅野賞」の3賞があります。
浦上賞
浦上賞は、ダイカストの新分野の開発や、技術的に困難とされていたものをダイカスト化した功績に対して贈られる賞です。当社の受賞内容は、エネルギー吸収機能を備えたステアリングサポートのダイカスト化技術の開発です。鉄プレス製だった自動車部品のアルミダイカスト化を実現し、高い剛性を確保するとともに操舵感と安定感を向上させました。また、高延性材料の開発により、従来のダイカストでは困難とされていたエネルギー吸収部の一体成形を可能にしました。当社の本賞受賞は、13回目となりました。
- 受賞者
リョービ株式会社 - 業績
エネルギー吸収機能を備えたステアリングサポートのダイカスト化

くわしくは「リョービの技術力」をご覧ください。
菅野賞
菅野賞は、ダイカスト製品の製造、生産技術の進歩発展に功績のあった技能者に贈られる賞です。今年は、当社のダイカスト設計部門の社員が受賞しました。当社員は、長年ダイカストの製品設計に取り組み、幅広い知識と経験を活かし、金型設計や生産技術、鋳造技術、コストなど多方面からの視点に基づく製品設計を推進したことが評価されました。当社の本賞受賞は、今回で31回目となりました。
- 受賞者
ダイカスト金型本部設計部 小川 修司 - 業績
特殊金型構成によるダイカスト品の発展と多能工的製品設計の推進

アルミダイカストは、その高い環境性能や形状自由度により、用途の拡大が期待されています。リョービグループは自動車の電動化が進む中で、新技術・新工法の開発を推進しています。電動化部品やボディ・シャシー部品のダイカスト化を進め、自動車の軽量化に貢献してまいります。