リョービ株式会社は、一般社団法人 型技術協会の第35回型技術協会賞において、「型技術論文賞」を受賞しました。同協会では、型技術の発展に貢献した人物や優れた技術などを毎年表彰しています。型技術論文賞は金型の総合技術誌「型技術」に掲載された論文の中で特に優れた論文の著者に贈られる賞です。有用性、発展性、開示性、革新性に重点を置いた選考が行われ、論文の学術性に加え、型技術全般への貢献度を重視した広い観点から審査が行われています。
今回は当社ダイカスト事業の研究開発部門の社員が受賞しました。受賞した論文は、2024年9月号に掲載された「大型一体成形ダイカスト(ギガキャスト)の要素技術」です。論文では、ダイカストの適用領域を拡大する大型一体成形の技術構成と課題を整理し、その要素技術を具体的に説明しています。この論文が型技術の発展に大きく貢献したと評価され、今回の受賞に至りました。当社の本賞受賞は2回目となります。

- 受賞者
リョービ株式会社 ダイカスト企画開発本部 研究開発部 新田 真 - 受賞論文
大型一体成形ダイカスト「ギガキャスト」の要素技術(2024年9月号掲載)
アルミダイカストは、その高い環境性能や形状自由度により、用途の拡大が期待されています。リョービグループは自動車の電動化が進む中で、新技術・新工法の開発を推進しています。電動化部品やボディ・シャシー部品のダイカスト化を進め、自動車の軽量化に貢献してまいります。