安全を高めるために

安全な職場づくりには「安全文化」の定着と社員の健康維持が不可欠です。リョービグループでは総括安全衛生委員会が中心となって、当社社員だけでなく、グループ会社及び各拠点内で働く請負会社社員等、全ての人が基本方針に沿った継続的な取り組みを行っています。

安全衛生活動の推進体制

リョービグループでは、リョービ株式会社の代表取締役社長を委員長とした統括安全衛生委員会(年1回以上開催、事務局:総務部安全衛生課)を設置し、安全及び健康にかかわる内容を報告・審議しています。この統括安全衛生委員会の委員は、各事業所長及び各グループ会社の役員から選任されます。また、統括安全衛生委員会は「心とからだの健康推進部会」と連携し、社員の健康保持・増進にも取り組んでいます。


2025年12月期 安全衛生推進活動

基本方針

私たちは、あらゆる場面において、安全と健康を最優先する企業風土を醸成する。また、働く仲間全員が災害や疾病のない安全で健康的な職場環境を目指す。

実施内容

  1. 全社員参加の安全衛生活動
    • 安全意識、危険感度の向上
    • 相互アドバイスの実施
    • 安全対策の水平展開の実施
  2. リスク低減活動
    • 作業者の困りごと改善の実施
    • リスクアセスメントに基づく本質安全化の推進
      (設備・作業・化学物質)
    • エイジフレンドリーの推進
  3. 職場環境の改善
    • 騒音、振動、臭い、照明、気温、湿度、換気など安全・快適な職場づくり
    • 心身の疲労回復やリフレッシュのための休憩施設・設備の整備
  4. メンタルヘルス対策
    • メンタルヘルス教育の実施および対象者・参加者比率の向上
      (セルフケア、ラインケア、ハラスメントなど)
    • コミュニケーションの活性化
    • 長時間労働による健康障害の防止
  5. 安全評価表の活用による、職場の安全レベルの向上
VRを活用した擬似体験
KYT(危険予知訓練)大会
防災訓練

日常の業務や新規に導入する設備、新規事業・プロジェクト等における安全衛生リスクの評価

安全衛生リスクについては、全ての拠点及び部門でリスクアセスメントを実施し、職場のリスクを顕在化することで、リスク低減対策を計画的に実施しています。また、新規設備等を導入する際にも安全に関する審査を行い、設備が稼働する前にリスクを把握することで、安全対策を実施しています。更に、新規事業やプロジェクトの立ち上げ時にも同様にリスク評価を行い、安全対策を行います。


安全に関するKPI(指標)

休業災害発件数は0件、連続無災害日数(無災害が継続する日数)は100日を目標としています。

2024年度の実績は、国内の休業災害発件数3件、連続無災害日数62日でともに未達成となりました。ゼロ災害の実現に向け、社員の安全意識と職場の安全性を向上する新たな取り組みを実施していきます。

KPI(指標) 目標と実績
対象範囲 目標値 達成年度 2024年度実績値
休業災害発生件数 国内 0件 毎年 3件
連続無災害日数 国内 100日 毎年 62日

労働災害発生状況

拠点の安全衛生委員会を中心とした安全性向上のための取り組みを実施しています。

その中で2024年度は、労働災害発生度数率が2.98となり、前年より悪化しました。発生した労働災害の中で、障害や死亡に至る事故はありませんでした。

労働災害発生後は直ちに、発生内容や発生要因の確認を行い、再発防止対策を決定したうえで、国内・海外の全拠点に展開し実施しています。

労働災害発生度数率

安全衛生教育

安全衛生に関する研修を管理職から若手社員まで幅広い層に向けて開催しています。集合研修以外にもVR体験等の教育を取り入れ、作業者に擬似体験をさせ安全を理解させるとともに危険感受性(安全感度)を高める活動や、地元消防署の救急隊を講師に招いたAEDを使った普通救命講習など、さまざまな安全衛生教育を行っています。


主な研修(2024年12月期実施)

研修名 開催回数 参加人数
新入社員研修 3回 104人
新任安全衛生委員研修 3回 48人
ゼロ災研修 1回 24人
パトロールスキルアップ研修 3回 89人
普通救命講習 2回 46人
職長教育 3回 24人
クレーン・玉掛定期更新 11回 356人
クレーン点検講習会 1回 11人
擬似体験研修(VR) 107日間 2100人
リョービ協力会社 安全衛生推進会研修 1回 23人

パトロールスキルアップ研修
普通救命講習
Page Top